LIVE REPORT

★くるり★LIVE the SPEEDSTAR

2023.03.18

くるり

 


 

 | REPORT
     ライター:兵庫慎司

1998年のデビュー時から所属しているくるりは、「琥珀色の街、上海蟹の朝」でスタート。イントロのギターが響くと同時にフロアが湧き立つ。この曲でフロントマンの岸田繁はハンドマイクになるのが恒例だったが、少し前からギターを抱えたまま歌う形にシフトしている。岸田とベース佐藤征史を支える不動のサポートは、ギターの松本大樹とキーボードの野崎泰弘、ドラムはあらきゆうこだ。

 


「ばらの花」で盛大に拍手を浴び、『NIKKI』(2005年)から「虹色の天使」をプレイし、最新EPのタイトル曲「愛の太陽」へ。ライブでの再現が難しいとされていた実験作『天才の愛』の次は、シンプルな方向に振り切ったようだ。くるりのスタンダード曲に育っていきそうである。

 


目まぐるしく変わる展開がワクワクする「Liberty & Gravity」の後、MCをはさんで「everybody feels the same」へ。岸田が都市名を並べるあたりから、フロアにハンドクラップが響き渡る。締めを飾るのは叙情性の面においてくるりを代表する2曲である「ハイウェイ」と「Remember me」。あまりにも良すぎたからか、曲が終わった時にはすっかり帰る気分になっていた。いやいや、フェスはまだまだ続く。

 

 | PHOTO
     カメラマン:AZUSA TAKADA(SOUND SHOOTER)

















 

 

 | PLAY LIST
  https://jvcmusic.lnk.to/LIVEtheSPEEDSTAR



 
 

 | SET LIST

 M1. 琥珀色の街、上海蟹の朝
 M2. ばらの花
 M3. 虹色の天使
 M4. 愛の太陽
 M5. Liberty & Gravity
 M6. everybody feels the same
 M7. ハイウェイ
 M8. Remember me