★UA★LIVE the SPEEDSTAR
2023.03.18
UA
| REPORT
ライター:兵庫慎司
「私はデビューして28年目に突入しているんですけど、最初から今までずっとスピードスターにいる者です。今日の(出演者の)中で、スピードスターではいちばん古株だということで、驚愕しております」
と、後半のMCで自己紹介したUAが、BARK STAGE 3番目のアクト。1曲目「太陽手に月は心の両手に」を歌い始めた瞬間、その声の豊かさで、幕張メッセの空気が変わったのがわかる。
次は最新アルバム『Are U Romantic?』から「お茶」。1996年の曲と2022年の曲が、違和感なく並ぶさまが楽しい。
続いて「情熱」、さらに「雲がちぎれる時」と、初期のヒット曲が惜しみなく放たれる。フロアのあちこちで両腕が挙がる。UAとコーラス隊ふたりの声とアクションが、絶妙にシンクロし続ける「AUWA」は、曲間を空けずにそのまま「TIDA」へと続いていく。途中までピアノだけで歌われた「プライベートサーファー」は、荘厳で、壮大で、まるでゴスペルのような、すさまじい美しさだった。
「このレーベルはね、ほんとに人として音楽家をみてくれる、育ててくれるレーベルなんです。こういうレーベルが日本でしっかりと活躍できるように、見守っていてくださいね」
という言葉から放たれたのは「微熱」。1年前のリリース時、朝本浩文の未発表曲か? と驚いた(GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーが書いたことを知ってさらに驚いた)この曲を、極上の歌と演奏で、最後に届けてくれた。
| PHOTO
カメラマン:AZUSA TAKADA(SOUND SHOOTER)





| PLAY LIST
https://jvcmusic.lnk.to/LIVEtheSPEEDSTAR
| SET LIST
M1. 太陽手に月は心の両手に
M2. お茶
M3. 情熱
M4. 雲がちぎれる時
M5. AUWA〜TIDA
M6. プライベートサーファー
M7. 微熱