★SPECIAL OTHERS★LIVE the SPEEDSTAR
2023.03.18
SPECIAL OTHERS
| REPORT
ライター:高橋智樹
BARK STAGEのGRAPEVINEの熱演に続いて、ROAR STAGEにはSPECIAL OTHERSが登場。9ヶ月連続リリースの第一弾として2月25日にリリースされた最新楽曲「Fanfare」の晴れやかな躍動感で、幕張メッセの空間を心地好く揺さぶっていく。インストゥルメンタルの演奏を主体としたジャム・バンドではあるが――いや、言葉の意味に頼らないインストゥルメンタル音楽だからこそ、宮原"TOYIN"良太(Dr)/又吉"SEGUN"優也(B)/柳下"DAYO"武史(G)/芹澤"REMI"優真(Key)のアンサンブルは、聴く者の中に伸びやかで色彩豊かなイマジネーションを呼び起こしてくる。
「我々がSPEEDSTARに入って、14年ぐらい経ってました。30周年の半分くらい? 微力ながら貢献できて嬉しいです!」と宮原。「SPEEDSTARのCD買っときゃ間違いない、みたいなイメージあったよね? 『おしゃれでかっこいい』みたいな感じで、憧れてたところもあったんだよね。そんなレーベルの、最高のイベントに参加できて嬉しいです!」と芹澤。レーベルへの想いを語る言葉に、惜しみない拍手が広がる。
お馴染みのフライドポテト揚げ上がりサインをダンサブルなグルーヴに昇華した「Potato」の極上の演奏とユーモアでさらに会場の温度を上げたところで、昨年6月リリースの8thアルバム『Anniversary』から「Timelapse」を披露。唯一無二の進化を続けてきたバンドの道程と、その足跡を愛し続けたリスナー/オーディエンスを音で祝福するかのような多幸感が、フロアの隅々にまで温かく広がっていく。そしてラストは「AIMS」! 楽器と心で高らかに歌い上げる、スペアザならではのライブアンセムが、メッセを爽快な開放感で満たしていった。
| PHOTO
カメラマン:木下マリ(SOUND SHOOTER)





| PLAY LIST
https://jvcmusic.lnk.to/LIVEtheSPEEDSTAR
| SET LIST
M1. Fanfare
M2. Potato
M3. Timelapse
M4. AIMS